銀座のあやかし日記

胡桃や怪子の独り言

確認…

なんとなく頭が痛い

昨日の夜から。

 

以前なら気にも留めていなかった

微妙な体調の変化が

今は気になって仕方ない。

 

どこか具合いが悪くなると…

 

もしや?…

かのウイルスにやられたかしら?

と不安になる。

 

ちょっとした咳やくしゃみでも

もしや?…

と不安に駆られる。

 

そして…

俄かに始まる確認作業。

 

先ずは熱を計ってみる。

「36.4度、平熱だわ」

一つ解除。

 

コーヒーメーカーのボタンを押す。

「コーヒーのいい香り…嗅覚は無事」

もう一つ解除。

 

冷蔵庫を開けて梅干しを口に入れる。

「ちゃんと酸っぱい…味覚も無事」

もう一つ解除。

 

最近では、この一連の作業で

安定を保っている。

 

身体には感染してはいない…と思う。

 

でも…

心には間違いなく感染している。

 

身体よりも厄介かもしれない。

 

これは…

世の中が日常を取り戻すまで

治ることはない。

慣れるしかない。

 

だから…

しばらくは続けるだろう

この一連の確認作業を。

 

心に感染してしまったウイルスに

とらわれない為に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少しずつ…

緊急事態宣言の一部解除のニュース。

久しぶりに明るい話題をテレビから。

 

東京都は未だ解除されてはいないが

雰囲気は変わってきている気がする

少しずつだけど。

 

自粛が続き、色々なバランスが崩れて

少なからず心身が疲弊しきってしまった。

 

安心して気を緩めることはできないけれど

そろそろ動き出さなければ…

 

ずっと立ち止まっている訳にはいかない。

 

元に戻るには時間がかかるだろう。

戻らないかもしれない。

別な物に変わって行くかもしれない。

 

変わるのは仕方のない事。

慣れていくしかない。

 

だから…

動き出そう

 

少しずつ…

新しい状況に慣れる為。

 

最大限の配慮と自己防衛と共に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

経験したことない…

立夏

夏の始まり…とは言うものの

この後 鬱陶しい梅雨を乗り越えてから

本格的な夏がくる…はず。

 

天気予報などを見ていると

今年の夏は

どうやら…

「経験したことない夏」

になるらしい。

 

経験したことない…

一体どれだけ暑くなるのか

今から気が気ではない。

 

何を隠そう

私は、

『冷房がなければ生きては行けない』

と言うほどの大変な暑がり。

 

今日も暑くなりそう…

などと考えだだけでも汗が滲んでくる。

 

既に数日前から

暑い日が続いていて

エアコンを使うか使うまいか迷っている

 

だけど…

今は、自粛生活をしていて

家に籠もっている事も多い。

人と会う事も少なくなっている。

熱中症などになってしまった挙句に

一人で逝ってしまっては

笑い事ではすまない。

 

だから…

暑くなったら我慢しないで

エアコンをつけよう。

この際、電気代などの心配は

後まわし。

 

でも…

窓を閉めないと 

冷房が効かないわよね。

 

あっ..................密です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れない様に…

ここのところ

身繕いをしない事が多い。

しないと言うよりも

忘れてしまっているに近い。

 

隔週で切っていた髪は伸び放題でボサボサ。

そして髭も…

 

一日中パジャマでいても平気な有様。

 

外出を自粛しているのだから

必要ないと言えば必要ないのだが…

 

 

こんな為体でいては、いけないとも思うし

いざという時のために

ちゃんとしておいた方がいい気もする。

 

私の為体とは、反対に

日々の片付けや掃除

そして断捨離と

普段あまり手をつけない所まで

手を出したおかげで

私の部屋はとても綺麗になっている。

 

これでは、不釣合いだし

不都合な事もあるやもしれない。

 

「やっぱり、ちゃんとしよう。」

 

と思い立ち…

 

取り敢えず…

パジャマを脱ぎ

久しぶりの身繕いをして

七週間ぶりの美容室へ…

 

これは…

決して不要不急ではありません。

 

私にとって、とても重要な事なのです。

 

自分がオカマという事を忘れない為に…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

綺麗にし過ぎて…

耳鼻科へ行ってきた。

決して耳鼻科が好きな訳ではないけれど

結構頻繁にお世話になっている。

 

それには理由が…

 

私の日課の一つ、耳かき。

 

お風呂上がりは言うまでもなく

暇さえあれば耳を触っている。

何時もなんだか痒い気がして仕方ない。

どうしても耳を触らないといられない。

 

前は、

金属製の耳かき棒やピンセットで

耳かきをしていた。

 

おかげで

しょっちゅう、外耳炎や中耳炎になっていた。

 

先生曰く

「あなたの耳の中は綺麗過ぎますね。」

 

あら...

綺麗なのはいい事じゃないのよ…

と思ったりしていると

 

「綺麗にし過ぎて、完全に無防備になっています」

「これでは、ほんの少しの刺激でも炎症を起こします。」

「今後耳かきは、綿棒で入り口辺りをちょこっとで。」

「当分の間耳かきはしないで下さい ! 」と耳かき禁止令まで。

 

綿棒では、どうも心許ないし

入り口辺りをちょこっとでは物足りない。

やっぱり痒い気がする。

 

もう少し奥の方も... 少しなら大丈夫。

 

そして…

 

綿棒で強く擦ってしまった挙げ句の果てに...

 

なんだか左の耳が熱くて痛い…

 

「また、外耳炎です。」

抗生物質と点耳薬を処方しておきます。」

「それから、しばらくの間は耳かきをしないで下さい。」

 

また...って言うんですね…

 

また...耳かき禁止 ! ...って言うんですね…

 

帰り道、もう既に耳が痒い気がしている…

 

今夜は眠れないかもしれない。

 

 

 

 

 

何でもいい…

何か

『甘い物が食べたい』

 

これも年に数回ある欲求。

 

もともと甘い物に興味はない。

コーヒーや紅茶にも砂糖は必要ない。

料理する時にも使わない。

そもそも我が家に砂糖は無い。

 

だから

『甘い物が食べたい』

と思ってしまったら買いに行く。

タイミングよく頂き物でもあれば良いが

無いので買いに行く。

 

普段から食べないので、好みはない。

選ぶのも簡単。

何となく和か何となく洋という程度の

こだわりしか無い。

 

決して「今日は、どこそこの〇〇を食べよう」とか

「あの店の△△じゃないとダメ」なんて言わない。

やっぱりこだわりなど全く無い。

 

この際甘ければ何でもいい。  

 

という事で…

早速、スーパーのパン売り場の下の段にあった

団子やらどら焼きやら大福などを

大人買いしてしまったので

心ゆくまで堪能したいと思います。

 

今回は…なんとなく和だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一日も早く…

緊急事態宣言が延長され

しばらく考えないようにしていた

先の見えない不安がまた甦ってきた。

 

罹患するのは恐ろしい。

既に罹患していると思うのも恐い。

仕事ができず、経済的な不安も勿論ある。

 

でも…

それより、ウイルスが収束した後の

状況の変化が何より心配でしかたない。

全く予想もつかなくて、ただ不安が募る。

 

一ヶ月で収まるのか?

その後もまだまだ続くのか?

その後の変化について行けるのか?

などと...

 

今は考える事しかできないのが悩ましい。

動けずに、ただ考えていると

思考は、悪い方ばかりにすすんでいく。

 

だから…

今はただ、仕事がしたい。

一日も早く仕事がしたい。

不安や心配を考えずに。