銀座のあやかし日記

胡桃や怪子の独り言

前に…

ようやく自粛が緩和されて

これからという時の

『東京アラート』発動

 

仕事ができると喜んでいたけれど

出端を挫かれて残念。

 

再び自粛要請等が出ないか

心配で仕方ない。

 

幾ら経験しても

先が見えない不安は

なかなか抑えられない。

 

でも…

 

心配ばかりしていても始まらない。

今は、できる事をする他はない。

細心の注意を払って。

 

ゆっくりでも前に…

 

少しずつでも前に…

 

手探りしながらでも前に…

 

いつか見えてくる事を願って。

 

 

 

 

 

症候群…

サザエさんを見ていて思った。

二日間の連休ってすぐ終わってしまうのね…

 

久しぶりの長期連休を経験した後の

土日のお休みは短く感じる。

 

自粛生活中は

一日も早く仕事へ行きたいと思っていたのに

自粛が緩和された途端にこの有様。

 

これは正に

サザエさん症候群』ではないか。

 

仕事をしたくないとか

人と会いたくないとかではなくて

お休みが終わってしまう事がただ寂しい。

 

サザエさん症候群』に罹ったのは何年ぶりだろうか?

 

仕事をする様になってからは今回が初めてな気がする。

高校生の頃はアルバイトに命をかけていたから

中学生以来という事に…

 

時が経つのは速いものね…

少しノスタルジックになりつつも

 

流石!…

サザエさんはご長寿番組だわ…

 

そう言う私はサザエさんと同じ歳だった。

※注 二十四歳ではありません

 

 

 

 

手を合わせると…

私は、助六が好きだった。

 

歌舞伎の演目ではなくて

海苔巻とお稲荷さんの助六寿司の方。

毎日でも食べたいくらいに好きだった。

 

今は、ちょっと嫌いになってしまった。

何故かというと…

 

最近よくお店でお稲荷さんを

お出ししているので

毎日油揚げを煮ている。

 

仕事が終わり自宅に帰ると

油揚げの香りが…

 

そして…

毎日、油揚げにすし飯を詰めている。

そのおかげで…

 

右手は、すし飯の匂い

左手は、油揚げの匂い

両手を合わせるとお稲荷さんの匂い。

 

寝ている間もずっとお稲荷さんが

近くにある感じ…

 

もっとお洒落な匂いの手になりたい。

 

 

 

 

吉か凶か…

緊急事態宣言が解除された。

 

些か早い気もするが精神的にも

経済的にも疲弊していたので

解除のニュースは有難い。

 

本格的ではないけれど仕事も始まり

少しずつだけれど日常を取り戻しつつある。

 

しばらくの間は

自粛生活の後遺症がでるやもしれないが

今は前に進むしかない。

 

緊急事態宣言が解除されたと言っても

未だ終わってはいないのだから

手放しで喜んではいられない。

 

自粛生活で経験し学んだ事を

生かしながら生活していく事で

吉と出るか凶と出るかが分かれる。

 

今まで通り…

というよりも

それ以上の配慮と自己防衛をしながら。

 

そして…

新しい様式を取り入れながら

仕事と生活をしていかなければ…

 

一日も早く本当の日常を取り戻す為に。

 

 

 

 

夜更かしを…

長かった自粛生活も

そろそろ終わりそうな気配。

 

そして

少しずつだけど

当たり前だった日常に戻りつつある気配も。

 

この嬉しい気配の中で心配な事が…

 

それは……時間。

 

今の体内時計だと夜八時には眠くなってしまう。

 

自粛生活のおかげで

すっかり昼型になってしまった体内時計。

 

本格的に仕事ができるまでには

もうしばらくかかると思うけれど

元に戻していかないと…

 

このままの時間感覚では仕事中に居眠りをしかねない。

だって、お酒も頂きますもの…

 

でも…

お酒も弱くなっているのよね…

 

仕方ない…

当たり前の生活に戻る為に

今夜から夜更かしをしなければならない。

 

ちょっと嬉しくて楽しい夜更かしを…

 

 

 

 

 

勝っているのは…

寒い…

明け方に寒くて目が覚めた。

 

この寒さは何なの?

数日前のあの暑さは何処へいったの?

と押入れから毛布を出しながら。

 

歳のせいもあるとおもうけれど

もともとあ余り丈夫な方ではない。

激しい寒暖差は特に身体に堪える。

 

ましてやこのご時世、風邪など引いてはいられない。

うっかり引いて熱でも出たら堪ったものではない。

 

毛布に包まりながら…

 

今夜は、温かい物を食べよう。

お鍋がいいかしら?それともすき焼き?

 

風邪の心配よりもやっぱり食欲なのね…

 

食欲が勝っているうちは大丈夫…

 

などと呑気な事を言いながら

もうしばらく眠りの中へ。

 

睡眠不足で免疫力を下げない為に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いないと寂しい…

暑い…

 

冷房をつけようかとも思ったが 

取り敢えず扇風機を。

 

ん…

動かない…

どうやら壊れてしまった様子。

 

今?…

このタイミングで?…

 

これから 

「経験したことない夏」が

来るというのに。 

 

仕方なくエアコンをつける。

そして仕方なく窓を閉める。

 

あ〜涼しい…

 

ん…

あそこに扇風機があるわね。

あの扇風機、壊れているのよね。

 

動かなくなった途端に

とても目障りな存在に。

まるで冷めてしまった恋人のように。

 

その内に腹も立ちかねないので、

そさくさと納戸に…

 

あ〜涼しい…

 

ん…

あそこに扇風機があったのよね…

扇風機の定位置だった所が不在に。

 

いなくなると少し寂しくなる。

役に立たないのはわかっているのに。

本格的な夏が来る前に少し黄昏感。

 

新しい扇風機を買いに行こう。

経験したことない夏が来る前に。